世界地図のことを「アトラス」という理由について説明します。

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ギリシャ神話のアトラス

ギリシャ神話には、「アトラス」という名の怪力の巨人が登場します。
天を持ち上げながら四方をながめて暮らしていて、世界の隅々まで知っていました。

ジブラルタル海峡のアフリカ側には、「アトラス山脈」がそびえています。
これはギリシャ神話のアトラスからとった名前です。

ギリシャ神話では、年をとったアトラスは、天を支えるのがだんだんつらくなってきます。
そこで、英雄ペルセウスが、見たものを石に変えてしまうといわれる「メデューサ」の首をとってきたときに、アトラスはその首を見て石になることにしました。
岩山となったアトラスが、「アトラス山脈」という話です。

メルカトルの地図

アトラス
肩に地球をかかえるアトラスの像

1569年、大航海時代のころ、地図学者のメルカトルが、正角円筒図法(メルカトル図法)を発明し、世界地図を制作しました。
この地図は方位が正確で、航海に非常に役に立つので、ヨーロッパ中で使われました。

このメルカトルの地図帳の表紙に、天を支える巨人であるアトラスが、肩に地球をかかえた姿の絵が書かれていました。
そのため、この地図帳は「アトラス」とよばれていました。

やがてイギリスで、「アトラス」が世界地図や地図帳の代名詞になり、そのうちに、世界地図や地図帳のことを一般的に「アトラス」と呼ぶようになったのです。

(06/12/26)

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(06/12/26)掲載

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