南極
南極は、現在どこの国にも属していません。
というか、雪と氷に閉ざされた極寒の世界なので、自然状態では住めるものではないですね。
そんな極寒の地、南極に関する面白い話を集めました。
氷の下の湖
南極は、氷に覆われた真っ白な世界というイメージがありますね。
事実その通りなんですが、分厚い氷の下には、大陸があります。
そして、なんと氷の下に湖もあるんです。
南極大陸の中心部にあるロシヤのボストーク基地の近くにも、「ボストーク湖」という湖があります。
4000メートルもの分厚い氷が断熱材となって熱を閉じ込めているので、湖水は凍っていません。
大きさは14000平方キロ、なんと琵琶湖の20倍もあります。
最深部の深さは1000メートルもあります。
3500万年〜10億年も前にできたものと考えられています。
「ボストーク湖」の近くの「ボストーク基地」は、1983年にマイナス89度を記録しています。
これは、観測史上最も低い気温とされています。
こんな寒い場所なのに、氷の断熱効果によって地熱が閉じ込められているので、湖が凍らないんですね。
この湖は、非常に長い年月の間、氷に閉じ込められて外界から遮断されていますので、研究対象として期待されています。
でも、地上の微生物などを持ち込んでしまっては台無しなので、調査はとても困難だそうです。
ドライバレー
ドライバレーとドンファン池
南極には、氷の無い大地もあるんです。
「ドライバレー」といわれているその大地は、別に暖かいわけではないんです。
南極では、非常に気温が低いために水分は片っ端から凍ってしまいますので、空気中の水蒸気は少ないために、降水量も少ないです。
言ってみれば砂漠地帯みたいなものなんですね。
じゃあ、氷はなんでできるのかといえば、周りの海から水分が供給されているらしいんですが、気圧や風向きなどの関係で、このドライバレーのあたりだけ水分が供給されないのではないか、ということのようです。
この無雪地帯のドライバレーの谷底には、「ドンファン池」という凍らない池があります。
ドンファン池の水には、海水の6倍もの塩分が含まれているので、マイナス50度になっても凍りません。
藻類まで繁殖しているそうです。
南極石
1963年12月、日本の調査隊がこのドンファン池で「南極石」を発見しました。
これは、白く針状の結晶で、塩が固まって成長したものだそうです。
分析の結果、塩化カルシウム六水和塩ということがわかりました。
これは南極大陸で初めて発見された天然の鉱物なので「南極石」と名づけられたそうです。
到達不能極
南極大陸には、南極点のほかに「到達不能極」とよばれる地点があります。
南緯82,06度、東経54,58度の地点です。
南極点からは463キロ離れていますが、どの海岸線からも最も遠い場所にあり、標高3718メートル、氷の厚さは4000メートル以上、地球上で最も厳しい環境の世界ですね。
「到達不能極」といっても前人未到というわけではなく、1958年、旧ソ連の南極探検隊が到達したことがあります。
なので、正確に言えば「到達困難地点」ですね。
南極のクリスマス事件
2007年のクリスマス、南極ではある騒動がおきています。
南極にあるアメリカのマクマード基地で、サンタクロースに扮して飾り付けしたスノーモービルに乗った人に、「不適切な接触(痴漢行為か?)」をされたという苦情があいついだそうです。
さらに、飲酒した上に凍った道を車でレースしたり、別の基地では殴り合いの流血騒ぎの上、あごを骨折した人が航空機で病院に運ばれたり。
同年のおおみそか、日本ではナマハゲ騒動がありましたが、この年の年末はなんだか不謹慎な話題で終わった感じですね。
南極の領土問題
南極の領有権
南極は現在、南極条約によって占領や資源開発などが禁じられています。
なので、現在はどこの国にも属していないといえるのですが、領有権を主張している国はたくさんありますし、南極条約にそもそも調印していない国も多いのです。
1908年に、イギリスが南極の領有を宣言し、後追いする形で他の国も領有権を主張しましたが、当事は分厚い氷の世界を有効活用できなかったために、とりあえずみんなのものになったようです。
その後1961年に南極条約が発効しました。
しかし近年では、採掘技術が発達し、温暖化によって氷が薄くなり、南極の地下資源に期待できる状況になってきました。
2007年には、南極条約が破棄された場合を想定して、イギリスが大陸棚の領有権を主張し、2009年5月までに国連に申し込むそうです。
南極生まれの子供たち
イギリスの領有権には、もちろんほかの国は反発しています。
イギリスの主張する領域は、南極点から南米大陸にむけて扇状にひろがる形なので、隣国であるアルゼンチンやチリなどは猛反発しています。
独自に大陸棚を調査したり、なんと南極の基地へ妊婦を運び、南極での出産を奨励し、「南極生まれの国民」という既成事実を積み上げようとしているようです。
また、イギリス、アルゼンチン、チリのほかにも、オーストラリアやフランス、ノルウェー、ニュージーランドなどが領有権を主張しています。
南極のニンゲン
南極周辺の海域では、「ニンゲン」とか「ヒトガタ」とかいわれる巨大生物が目撃されています。
全長20〜30メートル、真っ白で大きな人の形をしていて、夜間、水中から現れるようです。
話しかけると鳴き声を返してくることもあるそうです。
南極つながりということで紹介してみました。
ロマンのある話ですね。
しかし、この話は少し前に2ちゃんねるで話題になったものですが、まったくのネタなので、信じないでくださいね。
前の記事 「フランダースの犬」とEUの本部 ベルギーの話 に戻る
この記事の更新状況
(08/09/14)掲載
