実は涙じゃない
ウミガメが産卵時に涙をながすさまが感動的でドラマティックな感じに考えてしまいますが、ウミガメが流しているのは涙ではなく、塩分をふくんだ粘液です。
海中で生活している生き物は、自分の体内の水分補給のために海水を飲んでいます。
そして必要以上の塩分をえらなどから排出しています。
ウミガメの場合、目に塩類腺という器官があり、そこから絶えず塩分をふくんだ粘液を排出しています。
上陸したときに眼球の乾燥をふせぐ役割もあります。
それが涙のように見えるわけですね。
なんで産卵時にだけ?
産卵のときの映像の印象が強く、産卵時しか涙を出さない気がしますが、海中でも排出し続けています。
全身濡れているのでわからないだけです。
海から這い出てちょうど体が乾いて粘液の排出がよくわかるころ、産卵が始まっているということらしいです。
(06/10/01)
ウミガメは絶滅危惧種
日本で産卵が確認されたウミガメは、アオウミガメ、アカウミガメ、タイマイの3種です。
この3種を含めて、ウミガメのほとんどがIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで、絶滅危惧種に指定されています。
ワシントン条約でも、その多くが国際取引を規制されていて、国際的にも保護されています。
また、日本は北太平洋唯一のアカウミガメの産卵地であり、産卵する海岸への自動車の乗り入れを禁止したり、漁業の網に絡まって窒息死するのを防ぐ研究をしていたり、人工的な繁殖に取り組んだり、繁殖のための活動もおこなわれています。
浦島太郎じゃないけれど、ウミガメをいじめるのはいけませんね。
なんとか絶滅を回避してもらいたいですね。
(08/01/22)加筆
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(06/10/01)掲載
(08/01/22)加筆
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