摂氏温度と華氏温度、セルシウス温度とファーレンハイト温度について説明します。

スポンサード リンク
スポンサード リンク

摂氏(セルシウス)温度

日本では温度をあらわすのに主に摂氏(せっし)を使いますね。
何℃というやつです。
これは、セルシウス度(セルシウス温度)のことで、国際的な単位となっています。

水の凝固点を0度、沸点を100度としています。

現在は「ケルビン(K)で表した熱力学温度の値から273.15を減じたもの」というややこしい定義になっていますが、日常生活ではかかわりないので水の凝固点と沸点の理解でいいと思います。

この「セルシウス」温度という名前は、考案した人の名前をとってつけられました。

セルシウスをシナ語で書くと「摂爾修」となり、そこから「摂氏温度」となって今に至るわけですね。

このセルシウス温度という単位の体系は、もともと「centigrade(センチグレード、百分度)」といわれてました。
でました!「centi(センチ)」です。欧米の数詞参照

セルシウス度は国際的に広く使われていますが、ヨーロッパのテレビなんかでは「センチグレード」と呼ばれることが多いそうです。

華氏(ファーレンハイト)温度

何°Fというのを見たことあるかもしれません。
℃じゃなくて°F。
あれが華氏温度の単位です。

華氏温度は、考案したファーレンハイトという人の名前からファーレンハイト度ともいいます。
シナ語で「華倫海特」なので「華氏」ですね。

ファーレンハイト度では、水の凝固点が32度、沸点が212度、その間を180に区切っています。
なんでこんな温度の目盛りにしたかは、3つほど説があります。

第1の説

ファーレンハイトは、測ることのできた最も低い室外の温度を0度、自分自身の体温を100度、というふうにしたといっています。

第2の説

寒剤(低温状態を得るための冷やすもの)として、氷に塩を混ぜると0℃以下に冷えるのですが、当時、同量の氷と塩を混ぜることによって得られる温度(−17,7℃)が、ファーレンハイトは人類が作り出せる最も低い温度だと思っていたらしいのです。
この最も低い温度を0度、そして血液の温度を96度とした、という説。

ちなみに、現在の寒剤では、塩化ナトリウム22,4%と氷77,6%で−21,2℃、エタノールとドライアイスで−72℃の低温が得られます。
大学の実験などでは液体ヘリウム(−269℃)や液体窒素(−196℃)を使うようですが。

第3の説

それまで主に使われていた「レーマー温度計」では、水が凍る温度が7,5度、沸騰する温度が60度でした。

そこから小数をなくしてスケールを大きくするために、4倍してそれぞれ30度と240度にしました。

さらに、人の体温を96度として、水の氷点との間が2の6乗である64度となるように調整しました。

そのため、水の氷点は32度ということにになりました。

その後

ファーレンハイトの死後、再調整された結果、現在は人の体温は98,6度となっています。
このファーレンハイト温度の定義は、日本では1番目と2番目の説を組合わせたものが広まっているようですが、アメリカでは3番目の説が有名だそうです。

摂氏と華氏の温度の変換

摂氏と華氏は、−40度が同じです。
変換にはややこしい式になります。

Cが摂氏温度でFが華氏温度です。
華氏→摂氏… C=5(F-32)/9
摂氏→華氏… F=9C/5+32

摂氏と華氏の温度早見表 摂氏 華氏
絶対0度 -273,15 -459,67
南極の最低気温 -89 -128,2
ファーレンハイトの寒剤 -17,78 0
水の融点 0 32
快適な気温 20 68
人間の体温 36 96,8
水の沸点 100 212
高温 1000 1832

温度表示に関して注意点

日本ではセルシウス温度が定着していますが、英語圏では以前、ファーレンハイト温度が広く使われていました。

1960年代後半から1970年代にかけて、メートル法への切り換えのときにセルシウス度が導入されたようですが、アメリカ、カナダ、イギリスなどでは日常的に華氏温度が使われていたりします。

ネイティブスピーカーが英語で100度といったら、ほぼ体温の話でしょう。
我々が体温の37,5度を「7度5分」とか言うみたいにね。

(08/03/26)

前の記事 その他の単位について に戻る

関連記事

  

このページの更新状況

(08/03/26)掲載

スポンサード リンク