和歌について
和歌とは
「和歌」といえば、短歌と混同されがちですが、短歌は和歌のひとつです。
ほかにも、長歌、旋頭歌、片歌などがあります。
枕詞(まくらことば)、掛詞(かけことば)、体言止めなどの修辞技巧が使われます。
本来、文学としての詩の側面と、音楽としての歌という側面がありますが、一般的には国文学の中の1つとして解釈されています。
日本神話において、スサノオがうたった「八雲立つ出雲八重垣妻ごめに八重垣作るその八重垣を」が、日本初の和歌とされています。
そのはじめをとって、和歌のことを「八雲」ともいい、「八雲の道」といえば「歌道」のことをさします。
また、日本の古い国号(敷島)から、「敷島の道」ともいわれます。
歌を詠むことが日本古来の文化である、ということですね。
「うた」としての和歌
日本語は、「四分の四拍子」で発音するとしっくりきます。
普段しゃべっているときも、無意識に休符をいれたりして「四分の四拍子」になっていますね。
和歌も同じく「四分の四拍子」です。
文字にして書くと、字あまりや字足らずなどになっても、歌うときは、伸ばしたり休符を入れたりして、「四分の四拍子」になっています。
字あまりや字足らずなどは、詩として文字にしたときの形にこだわったもので、本来は歌のリズム「四分の四拍子」にあっていれば関係ないんですね。
歌集
和歌を集めて本にしたものを「歌集」といいます。
おもに3種類にわけられます。
勅撰和歌集(勅撰集)
天皇の勅命などによって編纂された歌集。
古今和歌集から、新続古今和歌集まで21の勅撰和歌集があり、総称して「二十一代集」といいます。
私撰和歌集(私撰集)
個人など、民間が撰定した歌集。
藤原定家による小倉百人一首が有名です。
私家集
個人の歌を集めた歌集。
人丸集、赤人集、家持集、猿丸集など。
和歌の種類
和歌は、5音と7音を使ってつくりますが、いろいろな形があります。
片歌
五七七の三句。
旋頭歌を二つに分かれて唱和する片方で、最短の歌です。
旋頭歌
五七七、五七七の形式。片歌を二回繰り返したもの。問答歌が多いです。
長歌
五七、五七、と続き、最後に五七、七となる形式。
五七を三回以上繰り返し、最後に七音を加えます。
万葉集に多く、古今集ではすでに作られなくなっているようです。
主に公の場でうたわれるもので、反歌を伴います。
短歌
五七、五七、七の形式。
のちに上の句(五七五)と下の句(七七)に分ける形式が発生して、連歌(上の句と下の句を別の人が詠んでつなげる)、俳諧(上の句が独立したものなど、俳句の源流)などにつながります。
その他
- 仏足石歌(ぶっそくせきか、五七、五七、七七)
- 今様(いまよう、七五、七五、七五、七五)
- 甚句(じんく、都々逸(どどいつ)ともいう、七七、七五)
などがあります。
(07/07/12)
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(07/07/12)掲載
