「急がば回れ」の意味
「急がば回れ」という言葉は、いろんな場面で耳にしますね。
「急ぐときには、危険がある近道を通るよりも、多少遠回りになっても安全、確実な道を通るほうが結果的に早く到着する。だから、確実な方法をとりなさい。」
というのが「急がば回れ」の意味ですね。
では、この言葉の語源はなんでしょう。
「急がば回れ」の出典
室町時代の連歌師に、柴屋軒宗長(さいおくけん そうちょう)という人がいました。
その人が詠んだ歌にこのようなものがあります。
もののふの 矢橋の船は速けれど 急がば回れ 瀬田の長橋
「もののふ」というのは武士のことで、「矢橋の船」というのは「矢橋の渡し」と呼ばれていた、東海道の草津宿(滋賀県草津市矢橋港)〜大津宿(大津市石場港)の琵琶湖を横断する湖上水運のことです。
そして、「瀬田の長橋」というのは日本三大名橋のひとつ、「瀬田の唐橋」のことです。
当時は、京都に行くときは、矢橋から船に乗って琵琶湖を横断するほうが、瀬田の唐橋経由の陸路より速かったのですが、比叡山から吹き降ろす「比叡おろし」という突風で、遭難する船も多かったのです。
そこで、武士が京都へ駆けつけるとき、速いけど危険がともなう海路よりも、安全で確実な「瀬田の唐橋」を回って行くべし、というわけです。
ここから、「急がば回れ」という慣用句になったわけですね。
いくら速いといっても、遭難してたんじゃあ意味が無いですからね。
(07/06/10)
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(07/06/10)掲載
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