長さの単位、「メートル」の基準についての豆知識です。

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長さの新単位の提唱

1790年、革命の真っ最中で大混乱のフランスでは、計量器なども国内で統一されておらず、不便でした。
そのため、統一のための「度量衡委員会」が設置され、統一基準を検討しました。

その際、国内はもちろん、全世界で関心を持ってもらえるようにと、地球を基準にしたものが検討されました。
「赤道」「子午線」を基準とするということに話がまとまったわけです。

「赤道」は、未開の地がおおく、基準にするもなにも測定自体が非常に困難なので、「子午線」のほうの測定が始まりました。

しかし、子午線のほうもしっかりした測量はとても困難で、測定にあたった中の一人は、スパイとまちがえられて投獄されたりもしました。

メートル原器の完成

困難な作業を経て、1793年、フランス北海岸のダンケルクから、スペイン地中海のバルセロナまでの測量ができました。
これは、子午線の長さの約1/40にあたります。
これをもとに、子午線の長さを算出しました。

そして1800年、ついにメートル原器が完成します。白金90%、イリジウム10%の合金製です。

しかし、人々の慣れ親しんだ単位からメートル法度量衡への変更は時間がかかり、国際条約として締結されたのは1875年のことでした。

1メートルの新しい定義

技術の進歩によって、より正確な子午線の長さがわかると、メートル原器が少し短いことがわかりました。
そこで、1960年に、メートルの定義の変更がきまりました。

1983年に採択されて、現在も有効な1メートルの基準は、「クリプトンの発する光が、真空中において1/299,792,458秒間に進む距離」というものです。

つまり、光の速さ(秒速30万キロメートル)で約3億分の1秒の距離ということです。

何気なく使っている単位ですが、多くの人々の苦労と情熱の上に成り立っているのですね。

(07/02/14)

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(07/02/14)掲載

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