除菌、殺菌、消毒の違い
「除菌」とは、石鹸などで洗い流したりして物理的に微生物を排除することです。
必ずしも微生物を殺すとは限りません。
「殺菌」とは、文字どおり微生物を薬品などを用いて死滅させることです。
「消毒」とは、有害な微生物のみを殺菌することです。
薬事法の規定
薬事法では、用語の使い方などにも規定があります。
「殺菌」「消毒」という用語の使用を認められているのは、消毒剤などの「医薬品」と薬用石鹸などの「医薬部外品」だけです。
台所洗剤などに、「除菌」という表現がありますが、実は「殺菌」「消毒」などの効果があっても薬事法の規定があるために「殺菌」「消毒」の用語が使えません。
「殺菌」「消毒」の効果のある洗剤もありますが、「除菌」という表現しかできないのです。
殺菌と消毒
薬用石鹸や消毒薬などでは、「殺菌、消毒効果があります。」という風に、「殺菌」と「消毒」をセットで使うことが多いようです。
「殺菌」と「消毒」の違いは、対象となる微生物が有害かそうでないかの違いです。
傷口の消毒薬や手洗い用の薬用石鹸などではそこまで厳密な区別は必要なく、有害でもなんでもとにかく微生物を殺す効果があればいいわけです。
ちなみに、「抗菌」は、微生物の増殖を抑える、というものです。
過剰な期待は控えたほうが無難ですね。
(06/10/12)
滅菌
「滅菌(めっきん)」という言葉について、普段、あまりかかわりは少ないですが、「滅菌ガーゼ」などで目にすることもあると思います。
微生物などはもちろん、たんぱく質レベルまで含めて完全に死滅させることをいいます。
殺菌よりも徹底しているのです。
もともと生物学などの用語のようです。
(07/06/20加筆)
前の記事 二種類の乾電池、「マンガン電池」と「アルカリ電池」 に戻る
次の記事 就学年齢が4月2日をさかいにしている訳 に進む
このページの更新状況
(06/10/12)掲載
(07/06/20)加筆
このカテゴリ内の他の記事
- 二種類の乾電池、「マンガン電池」と「アルカリ電池」
- 「除菌」「殺菌」「消毒」の違い
- 就学年齢が4月2日をさかいにしている訳
- 写真を撮るときのピースサインとチーズ
- 日本語の数詞
- 干支の話
- トランプの話
- 2月が短いわけ
- 欧米の数詞
- 注連縄のいわれ
- 日本の国旗「日の丸」の話
- ジグソーパズルのピースの形
- 広さの単位「坪」の話
- 長さの単位、「メートル」の基準
- ドレミファソラシド 音階の話「ドレミファソラシド」
- 医薬品、医薬部外品の違い
- A判、B判、紙の大きさの規格について
- 登録商標のいろいろ
- 国宝と重要文化財
- 記号のいろいろ
- 震度とマグニチュードの違い
- ジハイドロジェン・モノオキサイド(DHMO)の恐怖
- 大きな数の話
- 小さい数の話
- 「池」と「沼」の違い ついでに「湖」も
- インフルエンザのいろいろ 語源や歴史、予防法など
- 「一時雨」と「時々雨」の違い
- 金管楽器と木管楽器 フルートはどっち?





