4つのマーク
トランプには、ハート、スペード、ダイヤ、クラブの4つのマークがあります。
これはただの記号でなく、実は意味があるのです。
タロットには、僧侶をあらわす「聖杯」、軍人をあらわす「剣」、商人をあらわす「貨幣」、農民をあらわす「棍棒」の4つのマークがあります。
これがそれぞれ「ハート」「スペード」「ダイヤ」「クラブ」に変化したのです。
ハートはもともと「杯」の形だったのがだんだん心臓の形に変化しつつ「ハート」と呼ばれる今の形になりました。
スペードは「剣」の形をデフォルメしたもので、イタリア語の「スパーダ(剣)」が語源です。
ダイヤは、商人の富の象徴である「ダイヤモンド」の形からで、クラブは棍棒についていた「クローバー」がもとになりました。
「K」「Q」「J」の絵にはモデルがいる
「K」と「Q」が夫婦で「J」が息子のようなイメージがありますが、じつは家族というわけではないのです。
想像の絵ではなく、モデルになった人物があるんです。
諸説ありますが、もっともポピュラーな説を紹介します。
「K」 キング
- ハート カール大帝(西ローマ帝国を再建した。一人だけひげがない)
- スペード ダビデ王
- ダイヤ ジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)
(剣でなく、古代ローマの権威の象徴であるマサカリをもっている) - クラブ アレキサンダー大王
「Q」 クイーン
- ハート ユディト(ユダヤの伝説上のヒロイン)
- スペード アテナ(ギリシャ神話に出てくる戦いの女神)
- ダイヤ ラケル(聖書にでてくるヤコブの妻)
- クラブ エリザベスT世
「J」 ジャック
- ハート ラ・イール(ジャンヌ・ダルクと戦った)
- スペード オジュール・ラ・ダン(チャールズ皇帝の従兄弟)
- ダイヤ サー・へクター(アーサー王の円卓の騎士)
- クラブ サー・ランスロット(アーサー王の円卓の騎士)
数について
トランプのスイート(連続しているもの、この場合は絵柄、スートとも)は13枚で、全体では13×4=52枚です。
なんか半端な数ですが、実は深い意味があります。
トランプのルーツは前述のとおり占いに使うタロットです。
占いには「暦」が深く関係してます。
トランプのカードが52枚なのは、1年が52週であるから。
スイートはそれぞれ四季の象徴で、季節が13週ずつあるという意味です。
すべての数を足していくと、1〜13で91、×4で364、これにジョーカーの1を足すと365で1年の日数になります。
占いにはとても使いやすくできています。
なかなか奥が深いですね。
(06/12/08)
訂正
「トランプのルーツはタロット」と書きましたが、どうやら違うみたいです。
タロットと、トランプの普及する時代を考えると、「トランプのルーツはタロット」と考えるより、別々に発展したと考えるほうが自然なようです。
一般的にも、トランプのルーツはタロットといわれますが、それはまちがいで、トランプとタロットのルーツが同じ、ということのようですね。
タロットとトランプはまったく別に発展したようです。
(07/01/14加筆)
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(06/12/08)掲載
(07/01/14)加筆
