名前につける「子」
古くは男性の名前にも「子」がついていたことがありました。
現在では、名前の最後に「子」をつけるのはもっぱら女性ばかりですね。
しかし、歴史的には「子」という文字には「女性」の意味はないのです。
そんな、名前の最後につける「子」の話です。
男性の場合
奈良時代ごろまで、男女問わず幼名に「子」をつけることが多かったそうです。
接尾語として、「子」には親しみや敬うような意味があるので、男性の場合、成人後も官職としてそのまま名乗っている人も少なくなかったそうです。
小野妹子や蘇我馬子の場合は、これにあてはまるようですね。
女性の場合
女性は、地位の高い人に「子」がつけられることが多かったようです。鎌倉時代の源頼朝の妻「政子」とか、室町時代の足利義政の妻「日野富子」など。どちらも征夷大将軍の妻です。
明治のころになると、華族の女性の名前に「子」をつけるように、政府が奨励しました。大正のころには一般にも広まってきます。
現在でも、子がつかない名前の女性にあてた手紙などで、宛名に「〜子様」と「子」をわざわざつける人が、年配の女性のなかに(ごくまれに)いらっしゃいます。地位の高い人につける「子」が、尊称に変化していた名残ですね。
(06/12/06)
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(06/12/06)掲載
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